転落・顛落(読み)てんらく

精選版 日本国語大辞典 「転落・顛落」の意味・読み・例文・類語

てん‐らく【転落・顛落】

〘名〙
① ころげおちること。
浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉一「二三の手提革嚢(てさげかばん)輾落(〈注〉コロゲオチル)せるも」
② おちぶれること。富んでいたものや栄えていたものが貧乏落魄(らくはく)すること。
※自由学校(1950)〈獅子文六〉五笑会の連中ブルジョアの家に嫁した女の幾割は、戦争で転落しても、意地ばかり強くなって」
③ 堕落すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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