踏轟(読み)ふみとどろこす

精選版 日本国語大辞典 「踏轟」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐とどろこ・す【踏轟】

古事記(712)上「天の石屋戸に汙気〈此の二字は音を以ゐよ〉伏せて蹈登杼呂許志(ふみトドロコシ)〈此の五字は音を以ゐよ〉、神懸り為て」

ふみ‐とどろか・す【踏轟】

〘他サ四〙 足を強く踏んで、大きな音をひびかせる。踏みとどろこす。
古今(905‐914)恋四・七〇一「あまの原ふみとどろかしなる神も思ふ仲をばさくるものかは〈よみ人しらず〉」

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