越中褌(読み)エッチュウフンドシ

デジタル大辞泉 「越中褌」の意味・読み・例文・類語

えっちゅう‐ふんどし〔ヱツチユウ‐〕【越中×褌】

《細川越中忠興が始めたというところから》長さ1メートルほどの小幅の布の一端にひもをつけたふんどし。
越中ふんどしの前の方が外れやすいところから》あてにしていたことが外れること。
「何もも―で、お話にならんです」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「越中褌」の意味・読み・例文・類語

えっちゅう‐ふんどし ヱッチュウ‥【越中褌】

〘名〙
① 長さ約一メートルの小幅の布に紐をつけたふんどし。越中下帯。越中。
咄本・軽口露がはなし(1691)四「暑き折には越中(ヱッチウ)ふんどし一筋にてかせぎ」
② (前の部分がはずれやすいところから) 当てにしていたことがはずれることにいう。
※雑俳・折句俵(1793)「仕すましたかほ越中褌」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「越中褌」の意味・わかりやすい解説

越中褌
えっちゅうふんどし

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