資福寺(読み)しふくじ

日本歴史地名大系 「資福寺」の解説

資福寺
しふくじ

[現在地名]仙台市北山一丁目

覚範かくはん寺の西にあり、臨済宗妙心寺派。慈雲山と号し、本尊は恵心僧都または慈覚大師作と伝える正観音。脇仏として文殊普賢菩薩を安置する。建長年間(一二四九―五六)伊達氏三代義広が現福島県伊達だて郡に一寺を創建し、唐僧仏源を招いて開山した。観音寺と号し、もと鎌倉建長寺末、伊達五山の一つに数えられたが、のち米沢に移り、荒廃して無住となった。元亀三年(一五七二)伊達氏一六代輝宗が美濃から虎哉を招き、資福寺として中興開山した(年欠「資福寺書立」伊達家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android