賀老の滝(読み)がろうのたき

日本歴史地名大系 「賀老の滝」の解説

賀老の滝
がろうのたき

千走ちわせ川上流、賀老高原にある滝。高さ七〇メートル・幅三五メートル。竜神りゆうじんの滝、飛竜ひりゆうの滝ともいう。一六三一年(寛永八年)シマコマキ砂金を産出するようになるが、松前藩士の小太郎狩場かりば山の一帯で探索中に手負い小鹿を見つけ、この滝の水で傷をいやすことができた。のち金山奉行所を預かるようになった小太郎は厳しい取立てを求める幕府から金を隠すことを計画、その場所を探して賀老の滝まで来ると一頭の鹿が現れて滝壺をさし示したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「賀老の滝」の解説

賀老の滝

北海道島牧郡島牧村にある滝。千走川上流に位置する。幅35メートル、落差70メートル。隠された松前藩の財宝龍神が守っているという伝説があり「龍神の滝」「飛竜の滝」とも呼ばれる。1990年、「“飛竜”賀老の滝」の名称で、日本の滝100選に選定された。

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