貫穿(読み)カンセン

デジタル大辞泉 「貫穿」の意味・読み・例文・類語

かん‐せん〔クワン‐〕【貫×穿】

[名](スル)
貫き通すこと。
実態を知り尽くすこと。徹底的に研究すること。「東西学問貫穿し、多く分野業績を残す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貫穿」の意味・読み・例文・類語

かん‐せん クヮン‥【貫穿】

〘名〙
① 貫き通すこと。掘りつらぬくこと。
※玉石志林(1861‐64)二「中央の孔に布片を貫穿して」
② 広く物事に通じること。よく研究し尽くすこと。ゆきわたること。
※漁村文話(1852)達意「『辞達而已矣』と見えたり。この達の義、すなはち一気貫穿するを云ふなり」 〔漢書‐司馬遷伝賛〕

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