貧楽(読み)ヒンラク

デジタル大辞泉 「貧楽」の意味・読み・例文・類語

ひん‐らく【貧楽】

《「論語」学而から》貧乏であるためにかえって気楽であること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貧楽」の意味・読み・例文・類語

ひん‐らく【貧楽】

〘名〙 (「論語‐学而」の「未貧而楽道、富而好礼者也」から) 貧乏でありながら楽しむこと。また、貧乏を楽しむこと。〔文明本節用集(室町中)〕
仮名草子伊曾保物語(1639頃)中「家貧の楽しむ者は、万事かへって満足すと見えたり。かるが故に、ことわざにいはく、ひんらくとこそいひ侍き」 〔謝瞻‐於安城答霊運詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「貧楽」の読み・字形・画数・意味

【貧楽】ひんらく

貧しくて道を楽しむ。

字通「貧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android