豆を煮るに萁を燃く(読み)まめをにるにまめがらをたく

ことわざを知る辞典 「豆を煮るに萁を燃く」の解説

豆を煮るに萁を燃く

豆を煮るのにその同じ豆の殻を燃料として使う。兄弟仲間同士が互いに傷つけ合うことのたとえ。

[解説] 中国、魏のそうしょくが、兄のそう文帝)からその才能をねたまれ、七歩あるくうちに詩を作らなければ罰するといわれて作ったと伝えられる「豆を煮るに豆萁を燃やす、豆は釜の中に在りて泣く、もとこれ同根より生ぜしに、相煎ること何ぞはなはだ急なる」という詩によることば。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android