謝花村(読み)じやぱーなむら

日本歴史地名大系 「謝花村」の解説

謝花村
じやぱーなむら

[現在地名]本部町謝花じやはな石川いしかわ豊原とよはら北里きたざと古島ふるじま

嘉津宇かちゆー村の南西に位置する。方音ではジャパーナ、またはジャファナと発音する。万暦四〇年(一六一二)一二月八日の辞令書(仲村家文書)に「ミやきせんまきりの ちやはなのおきて」(今帰仁間切の謝花の掟)とみえ、某氏が謝花掟職を与えられている。絵図郷村帳では「しやはな村」とみえる。「琉球国由来記」に謝花村とあり、拝所としてミタテ森城・謝花巫火神・神アシアゲがあげられ、祭祀は謝花ノロの管轄である。明治六年(一八七三)の脇地頭謝花親雲上の家禄は一五石・物成四石余、当村からの作得九石余(琉球藩雑記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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