改訂新版 世界大百科事典 「談林十百韵」の意味・わかりやすい解説
談林十百韵 (だんりんとっぴゃくいん)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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[最盛期]
宗因の《蚊柱(かばしら)百句》(1674)をめぐり,論難書《しぶうちわ》,翌1675年惟中(いちゆう)の《しぶ団(うちわ)返答》が出され,新旧の対立がにわかに激化した。同年京都から高政(たかまさ)の《絵合(えあわせ)》,大坂から宗因加点の《大坂独吟集》,江戸から松意らの《談林十百韵(とつぴやくいん)》が出され,三都に浸透した談林の勢力をしのばせた。惟中が《俳諧蒙求(もうぎゆう)》を著し,老荘思想を背景に俳諧寓言(ぐうげん)説を展開して新興談林俳諧に理論的裏付けを与え,無心所着(むしんしよぢやく)の効用を力説したのもこの年である。…
※「談林十百韵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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