談天彫龍・談天雕龍（読み）だんてんちょうりゅう

精選版 日本国語大辞典

だんてん‐ちょうりゅう ‥テウリュウ【談天彫龍・談天雕龍】

〘名〙 天を談じたり、龍を彫刻したりすること。弁論や文章の遠大高尚なことのたとえ。「史記‐孟子荀卿伝」に「騶衍之術、迂大而閎弁、奭也文具難_レ施、〈略〉故斉人頌曰、談天衍、雕龍奭」とみえる、中国戦国時代斉の、騶衍(すうえん)と騶奭(すうせき)の故事による。

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉六「或は高尚なる学に志して談天彫竜に耽り」

出典　精選版 日本国語大辞典