詰掛(読み)つめかける

精選版 日本国語大辞典 「詰掛」の意味・読み・例文・類語

つめ‐か・ける【詰掛】

〘自カ下一〙 つめか・く 〘自カ下二〙
① そば近くせまり寄る。責めて問いただすように迫る。つめよる。
評判記色道大鏡(1678)四「まあいをみてはすてんとし、たたんとするをも、すかさずつめかけてのますれば」
大勢でいっせいにひとつところに押し寄せる。その場所がいっぱいになるほど人が集まる。つめよせる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
浮世草子傾城禁短気(1711)四「取揚婆々さへ六七人づつ御勝手につめかけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報