詮無(読み)せんない

精選版 日本国語大辞典 「詮無」の意味・読み・例文・類語

せん‐な・い【詮無】

〘形口〙 せんな・し 〘形ク〙 ある行為をしても、しただけの効果や報いられる事がなにもない。行なってもしかたがない。無益である。
古事談(1212‐15頃)四「此鷹を給て候。今は御覧ぜねば无詮侍れど」
春潮(1903)〈田山花袋〉四「僕は詮なく黙って跟(つ)いて行った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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