詠歌大概・詠歌之大概(読み)えいがのたいがい

精選版 日本国語大辞典 「詠歌大概・詠歌之大概」の意味・読み・例文・類語

えいがのたいがい【詠歌大概・詠歌之大概】

鎌倉時代の歌論書。一巻。藤原定家著。成立年については建保年間(一二一三‐一九)説と貞応年間(一二二二‐二四)説がある。和歌の本質、方法などに関する考えを簡潔に要約漢文体でのべる。後鳥羽院の皇子梶井宮尊快親王に進献されたものという。定家の歌論中、最も重んじられた。八代集から秀歌を抄出した「秀歌躰大略」と併せられることが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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