詠嘆・詠歎(読み)えいたん

精選版 日本国語大辞典 「詠嘆・詠歎」の意味・読み・例文・類語

えい‐たん【詠嘆・詠歎】

〘名〙
① (━する) 声を長く引いてうたうこと。また、歌って感嘆すること。〔礼記注‐楽記〕
② (━する) 物事に深く感動すること。感嘆。
童子問(1707)下「蓋古人之詩、皆発於咨嗟詠歎之余、而一無事実
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「其の語調には妙に咏歎(エイタン)の意が寓してあった」
③ 文法用語。助詞助動詞用法の一つ。②の意味を表わすもの。助詞「か」「や」「かな」「かも」、助動詞「けり」「なり」などを用いて表わす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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