訳知・分知(読み)わけしり

精選版 日本国語大辞典 「訳知・分知」の意味・読み・例文・類語

わけ‐しり【訳知・分知】

〘名〙
遊里事情によく通じていること。男女間の機微をよく解すること。また、その人。粋人通人。〔評判記色道大鏡(1678)〕
芝居の事情によく通じていること。また、その人。通。〔滑稽本・客者評判記(1811)〕
③ 世の中、人生のことなどがよくわかっていること。また、その人。
※清経入水(1969)〈秦恒平〉序「訳知りらしく落ちついた年寄りの声も」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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