設楽村(読み)したらむら

日本歴史地名大系 「設楽村」の解説

設楽村
したらむら

[現在地名]新城市富沢とみざわ

宗高むなだか村の東に半場はんば川を境として接し、伊那街道に沿う。永住えいじゆう寺蔵の長享二年(一四八八)一一月の鐘銘に「大日本国三河国設楽郡市場村 松尾大明神鐘」とある市場いちば村が当村かともいわれる。

近世を通じて新城藩領。慶長九年(一六〇四)検地帳では「設楽市場村」と記され、田三町余・三八石余、畑二町余・二四石余、居屋敷(一一筆)九反半・一二石余の計七四石余であり、他に永荒畑三町六反余・三二石余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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