記念スタンプ
きねんスタンプ
国家または国民的に重要な行事,特に大規模な博覧会,国際会議,また郵政事業上の記念事項に際して使用される日付印 (スタンプ) 。正しくは特殊通信日付印という。日本では 1902年6月 20日,万国郵便連合加盟 25年の記念式典に際して初めて使用された。その大きさは円形の場合,直径 36mmで,使用局は原則として都道府県庁所在地の主要郵便局 (定例局と呼ばれる) である。別に小型記念通信日付印があり,各地の式典または催物を記念するために,関係地の郵便局で使用される。特殊通信日付印に比べて,やや小さい (直径 32mm) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
きねん‐スタンプ【記念スタンプ】
〘名〙 (スタンプはstamp)
① ある大きな出来事や行事などを記念するために、郵便局などで一定の期間に限り押す日付印。全国的に行なわれるものと一地方に限るものとがある。
② 観光地などに備えられていて、訪れた人が記念として押すスタンプ。その土地にちなんだ図や地名が記されている。
※読売新聞‐明治四一年(1908)八月二五日「此の家では浴客の求めに応じて不如帰に縁ある記念スタンプを
絵葉書に押して出すが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「記念スタンプ」の意味・読み・例文・類語
きねん‐スタンプ【記念スタンプ】
1 国家的行事などを記念するために、一定期間を設けて郵便物に押す日付印。記念印。
2 観光地遊覧などの記念に押すスタンプ。
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