精選版 日本国語大辞典 「言通」の意味・読み・例文・類語
いい‐とお・る いひとほる【言通】
〘自ラ四〙
① 話の筋がよく通る。細かいところまで行き届いた、よくわかる話をする。
いい‐かよ・う いひかよふ【言通】
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月「ただえさらずうち語らひ、すこしも心とめて思ふ、こまやかにものをいひかよふ、さしあたりておのづからむつび語らふ人ばかり」
いい‐とお・す いひとほす【言通】
〘他サ五(四)〙 どこまでも言い張る。ずっと同じことを言う。いいぬく。〔文明本節用集(室町中)〕
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)九「抗は敵なれども祐を誉たぞ。〈略〉細々云い通して祐が方へ酒を送るぞ」
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