言葉を残す(読み)コトバヲノコス

デジタル大辞泉 「言葉を残す」の意味・読み・例文・類語

言葉ことばのこ・す

のちのちのために言っておく。「斯道しどう先達せんだつが―・している」
言うべきことを、全部言わないでおく。きっぱりと言いきらない。「―・さず洗いざらいぶちまける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言葉を残す」の意味・読み・例文・類語

ことば【言葉】 を 残(のこ)

後世のために言い置く。
千載(1187)序「伝教大師はわがたつ杣(そま)のことばをのこせり」
② 言わなければならないことを、また、言いたいことを全部は言わないでおく。言い残す。
太平記(14C後)一六天下の成功只此一挙に有るべきにて候者をと、詞(コトバ)を残さで申ければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android