言落(読み)いいおち

精選版 日本国語大辞典 「言落」の意味・読み・例文・類語

いい‐おち いひ‥【言落】

〘名〙
① (弁解などを)言えば言うほど、かえって悪くなっていくこと。
浄瑠璃出世景清(1685)四「申わけいたす程、皆いひおちにて候へ共」

いい‐おとし いひ‥【言落】

〘名〙 言わなければならないことを言いもらすこと。言い残し。言い落ち。
浮世草子・風流曲三味線(1706)五「玄甫跡に引添ふて、言(イ)ひ落(オト)しの所は拙者承る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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