言ひ立つ(読み)イイタツ

デジタル大辞泉 「言ひ立つ」の意味・読み・例文・類語

いい‐た・つ〔いひ‐〕【言ひ立つ】

[動タ四]
ものを言いながら立っている。
「物をいと久しう―・ち給へれば」〈・四九〉
言い始める。
「同じくは、さらば帝の御上よりこそ―・ちなめ」〈無名草子
うわさが立つ。
「いかにして死ぬるやらんと、心も得ざりけるほどに、この岩のある故ぞ、と―・ちにけり」〈宇治拾遺・二〉
[動タ下二]いいたてる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例