精選版 日本国語大辞典 「御上」の意味・読み・例文・類語
お‐のぼり【御上】
〘名〙 (「お」は接頭語。本来、都へ行くことの丁寧表現)
※洒落本・箱まくら(1822)上「此の客はおのぼりゆゑ、ながき事もなしと、心でうなづき」
② 田舎ふうであること。
※当世花詞粋仙人(1832)「いなかめいた事、おのぼりじゃ」
お‐あがり【御上】
〘名〙 (「お」は接頭語)
① 上がることをうやまっていう語。
※歌舞伎・蝶鶼山崎踊(1819)四幕「わっちらは拝まうと思っても(月の)お上がりの時分は眠ったい盛りだよ」
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