解乱(読み)ときみだる

精選版 日本国語大辞典 「解乱」の意味・読み・例文・類語

とき‐みだ・る【解乱】

[1] 〘他ラ四〙 =ときみだす(解乱)
万葉(8C後)一六・三七九一「か黒し髪を 真櫛もち ここにかき垂れ 取り束ね 上げても巻きみ 解乱(ときみだり) わらはになしみ
[2] 〘他ラ下二〙 (一)に同じ。
※栄花(1028‐92頃)もとのしづく「その御前に我も紐ときみだれても見え奉り給はず」

とき‐みだ・す【解乱】

〘他サ四〙 整っていたものを解いてばらばらにする。ときみだる。
太平記(14C後)一七「三十六差たる山鳥の引尾征矢(そや)、森の如にときみだし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android