観世 喜之(1代目)(読み)カンゼ ヨシユキ

20世紀日本人名事典 「観世 喜之(1代目)」の解説

観世 喜之(1代目)
カンゼ ヨシユキ

明治〜昭和期の能楽師(観世流シテ方) 観世流銕之丞家分家。



生年
明治18(1885)年2月27日

没年
昭和15(1940)年4月4日

出生地
東京

別名
前名=服部 喜多

経歴
永島喜助の三男。明治31年観世清之(父の義兄で観世銕之丞家5代清永の弟)に入門、服部喜多を名のり38年清之の養嗣子となった。41年観世喜之と改名、42年清之の死後家督を継いだ。清之が改訂謡本を発行していたのに、さらに喜之が重習本に解説を加えて刊行したため44年宗家清廉から破門された。大正4年ようやく破門問題が解決。昭和5年牛込矢来町に能舞台を新築した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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