親族・親属(読み)しんぞく

精選版 日本国語大辞典 「親族・親属」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぞく【親族・親属】

〘名〙
① 同一の血縁および姻戚関係にあるものの総称親類縁者。みより。みうち。親戚。しぞく。
※律(718)職制「其於親属。雖限及受饋乞貸。皆勿論。〈親属。謂。五等以上。及三等以上婚姻之家〉」
平家(13C前)一〇「独り親族にわかれて、已にいけどりとなる」 〔礼記‐大伝〕
② 法律で、血縁、または婚姻によって生ずる続柄。わが国の民法では、六親等内の血族、配偶者、および三親等内の姻族をいう。〔民法(明治二九年)(1896)〕

し‐ぞく【親族・親属】

〘名〙 (「しんぞく」の撥音の無表記) =しんぞく(親族)
伊勢物語(10C前)一〇二「もとしぞくなりければ、よみてやりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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