覚城院(読み)かくじよういん

日本歴史地名大系 「覚城院」の解説

覚城院
かくじよういん

[現在地名]仁尾町仁尾

仁尾城跡の高台にある。真言宗御室派、大寧山不動護国ふどうごこく寺と号し、本尊千手観音。仁保浦大寧山覚城院縁起によれば創建時期不詳、治安年中(一〇二一―二四)に定朝朝臣が再興、永承三年(一〇四八)国守より斎田が寄進されたと伝える。嘉禄二年(一二二六)火災にかかり、寛元三年(一二四五)沙門隆胤が再興をはかった(同年三月日「沙門隆胤勧進状案」覚城院文書)。元徳二年(一三三〇)隆憲により本堂再建の勧進が行われ(同年四月八日「沙門隆憲勧進状」同文書)、その後応永三三年(一四二六)増吽堂宇を修復し(同年二月二五日「増吽再興供養願文」同文書)、これ以後寺運興隆した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「覚城院」の解説

覚城院

香川県三豊市にある真言宗御室派の寺院。本尊は千手観世音菩薩。桃山時代に建てられた鐘楼は国の重要文化財に指定されている。

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