視診(読み)ししん

精選版 日本国語大辞典 「視診」の意味・読み・例文・類語

し‐しん【視診】

〘名〙 医者病気を診断するときに、患者患部局所を注意して観察考案し判断すること。必要に応じて内視鏡使用

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「視診」の意味・読み・例文・類語

し‐しん【視診】

[名](スル)医者が患者の顔色や患部を目で見て診察すること。必要に応じて内視鏡を使用する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の視診の言及

【医療】より

…内科系の診療科目として,内科,小児科,精神科,消化器内科,循環器内科,呼吸器内科,神経内科などがあり,外科系の診療科目として,外科,眼科,耳鼻咽喉科,口腔外科,産婦人科,泌尿器科,皮膚科,整形外科,脳外科,胸部外科,放射線科などがある。
【診断】
 診断とは,患者が訴えるいろいろな病気の症状を,医師が以下のような問診,視診,触診,打診,聴診,および種々の臨床検査によって病気を見きわめることである。診断は,その病気が何病であるかをきめるだけでは完全ではない。…

【四診】より

…中国伝統医学(日本の漢方医学も含める)で用いられている望,聞,問,切の4種の診断法をいう。望とは視診であって,黄疸とか皮膚の発疹の観察のように西洋医学と共通するものもあるが,栄養状態とか皮膚の色沢などから患者の一般状態を判断し,それを治療に大きく反映させるという,より積極的な意義ももっている。外観のほかに重視されるのは舌診であって,舌苔の状態が細かく分類されている。…

※「視診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android