見計(読み)みはかる

精選版 日本国語大辞典 「見計」の意味・読み・例文・類語

み‐はか・る【見計】

〘他ラ四〙
① 見て見当をつける。また、見て思案をめぐらす。計画する。たばかる。
落窪(10C後)二「かしらもえさし出でぬれし物の、いかでより来にけん。そこたちのみはかりてし給へるならむ」
② 控えて様子を見る。
※詞葉新雅(1792)「ミアワシテヰル ためらふ ミハカッテ 同上

み‐はから・う ‥はからふ【見計】

〘他ワ五(ハ四)〙 見て見当をつける。また、考えて適当にする。みつくろう。斟酌(しんしゃく)する。
十訓抄(1252)七「是は此事によしと見はからひて、其得失を知ってつかふなり」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「洋服寸法も見計らって大丸へ注文して呉れ」

み‐はからい ‥はからひ【見計】

〘名〙 見て程よく考えること。みつくろうこと。
結城氏新法度(1556)五三条「親のみはからいに可相任候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android