見衣・見絹(読み)みせぎぬ

精選版 日本国語大辞典 「見衣・見絹」の意味・読み・例文・類語

みせ‐ぎぬ【見衣・見絹】

〘名〙
公家牛車寝殿に飾る打出(うちいだし)にならって武家が輿や座敷などに飾った衣装
今川大双紙(15C前)衣類に付て法式の事「御輿又は座敷などに見せ絹をかくる事、きる物の面の方を簾へ付べし、袖の裏を面へ出すべし」
② 輿の下簾を簾の表面にかけること。
随筆貞丈雑記(1784頃)七「みせぎぬと云は右の一丈一尺弐寸の下すだれをみすの内へ入てかけず、外よりかけたるを云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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