見目より心(読み)ミメヨリココロ

デジタル大辞泉 「見目より心」の意味・読み・例文・類語

見目みめよりこころ

容貌の美しさよりも、心の美しさのほうが大切である。人は見目よりただ心。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見目より心」の意味・読み・例文・類語

みめ【見目】 より 心(こころ)

人間は、顔かたちの美しいことよりも、心の美しいことがたいせつであるということ。
評判記・吉原人たばね(1680頃)花さき「みめより心とはいへ共、此花さきは、おににかなぼう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「見目より心」の解説

見目より心

人間は、顔かたちの美しさよりも、心の美しいことがたいせつである。

[使用例] 人はより心というじゃないかね。男振りを望んで来るような女房なら、こっちからお断りさ。お前が私に委せてさえおくれなら、きっとりっぱな嫁を探してみせるよ[広津柳浪*変目伝|1895]

[解説] 古くは「人は見目よりただ心」が用いられていましたが、短縮形の「見目より心」がしだいに優勢となり、今日ではもっぱら後者の形で用いられています。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android