見咎(読み)みとがめる

精選版 日本国語大辞典 「見咎」の意味・読み・例文・類語

み‐とが・める【見咎】

〘他マ下一〙 みとが・む 〘他マ下二〙
悪事欠点などを見てそれを非難する。また、ある物事を見て不審に思う。不審な物事を見て、問いただす。
続日本紀‐天平神護元年(765)八月一日・宣命「人の不当(なめく)(いや)無しと見咎牟流(みとがムル)をも知らずして」
② 見てそれと知る。見て気づく。見つける。特に、珍しいもの、すぐれているものに注目して取りあげる。
源氏(1001‐14頃)野分「かの妻戸のあきたりけるよと今ぞみとがめ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android