西隆寺村(読み)さいりゆうじむら

日本歴史地名大系 「西隆寺村」の解説

西隆寺村
さいりゆうじむら

[現在地名]岡山市西隆寺

吉田よしだ村の南東、吉井川西岸の村で、妙見みようけん山南麓にあたる。「東院年中行事記」文明二年(一四七〇)七月二八日条に西隆寺庄がみえ、浦上与三左衛門が年貢一五貫文で代官職に補任された。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)豆田まめだ庄に村名があり、寛永備前国絵図では高九〇五石余、正保郷帳には枝村にくち村が載る。「備前記」によると山寄りの川端にある集落で、「備陽記」では田畠五五町六反余、家数九三・人数四八一、小平太船一、池一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android