西行被(読み)さいぎょうかずき

精選版 日本国語大辞典 「西行被」の意味・読み・例文・類語

さいぎょう‐かずき サイギャウかづき【西行被】

〘名〙 西行法師が富士山を見ている姿を描いた「富士見西行」の絵姿のように、笠を後頭部へずらして、あみだにかぶること。あみだかぶり。
浮世草子西鶴織留(1694)二「五十ばかりの法師麻の衣の袖まくり手して、竹笠を西行被(サイギャウカヅ)きに雪打はらひ彼店下に立寄」

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