西花尻村(読み)にしはなじりむら

日本歴史地名大系 「西花尻村」の解説

西花尻村
にしはなじりむら

[現在地名]岡山市西花尻

平野ひらの村の北、吉備中山の南麓に位置する。東花尻村との境にある矢藤治やとうじ(八四・五メートル)山頂には尾根を利用した矢藤治山古墳がある。前方後円墳で南北中心軸は約三〇メートル。はなしり・花尻は文明六年(一四七四)五月二八日の福武経通注進状をはじめ吉備津神社文書にみえ、同社の散在社領があった。寛永備中国絵図に花尻村とみえ、高一千五四三石、庭瀬藩戸川氏領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android