西村寅三(読み)にしむら・とらぞう

朝日日本歴史人物事典 「西村寅三」の解説

西村寅三

没年:昭和1(1926)
生年:明治5(1872)
明治大正期の科学者。明治33(1900)年,東京帝大農科大学卒業後,麦酒・醤油醸造研究を経て,水産講習所細菌学,微生物学講義。ふのり,昆布,鰹節の黴付けとともに漁網強化のための染網を研究した。化学染料(日高染料)を創案した。

(加瀬和俊)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android