西村 晃(読み)ニシムラ コウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「西村 晃」の解説

西村 晃
ニシムラ コウ


職業
俳優

生年月日
大正12年 1月25日

出生地
北海道 札幌市

学歴
日本大学専門部芸術科〔昭和18年〕卒

経歴
生物学者・西村真琴の二男。太平洋戦争中、第14期海軍飛行科予備学生として特攻隊に配属され、裏千家第15代家元となった千玄室とは2年間一緒に過ごした特攻隊仲間の親友。一度出撃したが天候不良で引き返して命を拾い、敗戦を迎えた。昭和21年東京芸術劇場研究所に入り翌年卒業、東京青年劇場を創立。26年「風雪二十年」で映画初出演以来、性格俳優として幅広く活躍。代表作に映画「真空地帯」「赤い殺意」「散歩する霊枢車」「マタギ」など、舞台に「国定忠治」、ミュージカル「おれたちは天使じゃない」などがある。ブルーリボン賞男優助演賞、毎日映画コンクール男優主演賞など受賞多数。テレビNHK「燃えるキリシタン城」に初出演以来数多く出演、58年10月〜平成4年11月「水戸黄門東野英治郎に代わり二代目黄門役を演じた。レコードに「国定忠治狂想曲(ラプソディー・イン・チュージ)」などがある。

受賞
紫綬褒章〔昭和62年〕 ホワイト・ブロンズ賞助演男優賞(昭39年度),京都市民映画祭助演男優賞(昭39年度),日本映画記者会男優賞(第4回)〔昭和39年〕「赤い殺意」,ブルーリボン賞男優助演賞(第15回)〔昭和39年〕「赤い殺意」 毎日映画コンクール主演男優賞〔昭和39年〕「赤い殺意」,毎日映画コンクール主演男優賞〔昭和57年〕「マタギ」

没年月日
平成9年 4月15日 (1997年)

家族
父=西村 真琴(生物学者)

伝記
続・芸界達人浮世話(げいかいたつじんうきよばなし)映像のスリット―わが映画人生 加太 こうじ 著中島 貞夫 著(発行元 青蛙房芸艸堂 ’87’87発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「西村 晃」の解説

西村 晃
ニシムラ コウ

昭和・平成期の俳優



生年
大正12(1923)年1月25日

没年
平成9(1997)年4月15日

出生地
北海道札幌市

学歴〔年〕
日本大学専門部芸術科〔昭和18年〕卒

主な受賞名〔年〕
ホワイト・ブロンズ賞助演男優賞(昭39年度),京都市民映画祭助演男優賞(昭39年度),日本映画記者会男優賞(第4回)〔昭和39年〕「赤い殺意」,ブルーリボン賞男優助演賞(第15回)〔昭和39年〕「赤い殺意」,毎日映画コンクール主演男優賞〔昭和39年〕「赤い殺意」,毎日映画コンクール主演男優賞〔昭和57年〕「マタギ」,紫綬褒章〔昭和62年〕

経歴
第14期海軍飛行科予備学生、特攻隊員として待機中に終戦を迎える。昭和21年東京芸術劇場研究所に入り翌年卒業、東京青年劇場を創立。26年「風雪二十年」で映画初出演。以来、性格俳優として幅広く活躍。代表作に映画「真空地帯」「赤い殺意」「散歩する霊枢車」「マタギ」など、舞台に「国定忠治」、ミュージカル「おれたちは天使じゃない」などがある。ブルーリボン賞男優助演賞、毎日映画コンクール男優主演賞など受賞多数。テレビはNHK「燃えるキリシタン城」に初出演以来数多く出演、58年10月〜平成4年11月「水戸黄門」東野英治郎に代わり二代目黄門役を演じた。レコードに「国定忠治狂想曲(ラプソディー・イン・チュージ)」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「西村 晃」の解説

西村 晃 (にしむら こう)

生年月日:1923年1月25日
昭和時代;平成時代の俳優
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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