裏針・闇針・逆針(読み)うらばり

精選版 日本国語大辞典 「裏針・闇針・逆針」の意味・読み・例文・類語

うら‐ばり【裏針・闇針・逆針】

〘名〙 江戸時代に使われた磁石一種通常の磁石とは反対に、十二支目盛を逆回りに刻んだのでこの名がある。目盛の子午線を船の中心線平行におけば磁針のさす方位が、ただちに船の進行方位を示すもので和船航海に重用された。逆針(さかばり)。〔廻船用心記(1840)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android