精選版 日本国語大辞典 「裏切」の意味・読み・例文・類語
うら‐ぎり【裏切】
〘名〙
※甲陽軍鑑(17C初)品三一「信玄公へ、御目に懸候へば、うらきりの事、あらはれて」
※滑稽本・七偏人(1857‐63)三「併(しかし)島屋を極て裏切(ウラギリ)をしちゃア往(いけ)ねへぜ」
③ 飲酒法式の一つ。常の順に従わないで杯を回すことか。
※歌舞伎・紋尽五人男(1825)二幕「裏切り御順の乱れ飲み、肴(さかな)あらしに責めよせて」
うら‐ぎ・る【裏切】
〘他ラ五(四)〙
① ひそかに敵方について味方にそむく。敵に内通する。寝がえる。
② 他人の期待や自分の予想などに反する。
③ (betray の訳からか) 自己の感情などをうっかり外に表わす。
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