裁判準則(読み)さいばんじゅんそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「裁判準則」の意味・わかりやすい解説

裁判準則
さいばんじゅんそく

裁判基準ともいい,裁判所の判断の基礎になる法または原則をいう。国際司法裁判所規程 38条は,国際条約国際慣習法,法の一般原則,法則決定の補助手段としての判例および学説あげ,さらに当事者の合意があるときには「衡平と善」を用いることができるとする。古来仲裁裁判においては,司法的解決におけるよりも,衡平準則とされることが多かったといわれる。また現在では,国際組織決議が裁判準則として用いられる場合があり注目される。

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