袋織(読み)フクロオリ

デジタル大辞泉 「袋織」の意味・読み・例文・類語

ふくろ‐おり【袋織(り)】

二重織りの一。耳の部分以外は表裏を密着させず、筒状に織る織り方。また、その織物帯地・コート地・袋物地などに使われる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袋織」の意味・読み・例文・類語

ふくろ‐おり【袋織】

〘名〙 二重織の一種。経(たていと)を二重にかけて、緯(よこいと)がこの間を回って組織され、耳の部分以外は表裏の組織を搦ませずに離して、袋状に織ったもの。また、その織り方。主に帯地に用いる。
※俳諧・晴小袖(1672)秋「花ふさや萩の錦の袋織〈疎心〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「袋織」の意味・わかりやすい解説

袋織【ふくろおり】

袋状に織った二重織の一種。表裏2枚の織物を密着させずに両端の耳の部分でとじたもの。同一の緯(よこ)糸で表裏を交互に織る。袋帯,袋物,コート地などにする。
→関連項目袋帯

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android