衣の関(読み)コロモノセキ

デジタル大辞泉 「衣の関」の意味・読み・例文・類語

ころも‐の‐せき【衣の関】

平安時代安倍あべ氏が築いた関。中尊寺北西にその跡がある。衣川の関。ころもがせき。[歌枕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衣の関」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 の 関(せき)

(「関」はへだて止める所の意) 衣服でへだてていること。すぐ身近にいながらも、男女関係を結ばないことのたとえ。衣川の関。
※後撰(951‐953頃)雑二・一一六〇「ただちともたのまざら南身にちかき衣の関もありといふなり〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android