行別(読み)ゆきわかれる

精選版 日本国語大辞典 「行別」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐わか・れる【行別】

〘自ラ下一〙 ゆきわか・る 〘自ラ下二〙 行って別れ別れになる。互いに別れて行く。別れ行く。いきわかれる。
万葉(8C後)二・一五五「ももしきの 大宮人は 去別(ゆきわかれ)なむ」
※苔の衣(1271頃)一「なげくなげく御法事もすぎぬれば人々ゆきわかれ給ひぬ」

いき‐わか・れる【行別】

〘自ラ下一〙 いきわか・る 〘自ラ下二〙 行ってわかれわかれになる。互いに別々の方向にわかれてゆく。ゆきわかれる。
更級日記(1059頃)「のぼるはとまりなどしていきわかるるほど、ゆくもとまるも、みな泣きなどす」

ゆき‐わかれ【行別】

〘名〙 行き別れること。別離

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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