血の雨が降る(読み)ちのあめがふる

精選版 日本国語大辞典 「血の雨が降る」の意味・読み・例文・類語

ち【血】 の 雨(あめ)が降(ふ)

① 血の色をした雨が降る。凶事前兆とされた。
私聚百因縁集(1257)三「血雨降(チノアメフル)七日なり〈略〉此れ則ち天より金剛の形の夜叉下って人を害すべき相也」
刃傷沙汰(にんじょうざた)などで多く死傷者がでる。
※人情馬鹿物語(1955)〈川口松太郎一二洲崎の埋めたての入札から、再三血の雨が降りかけたのを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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