血の余り(読み)チノアマリ

デジタル大辞泉 「血の余り」の意味・読み・例文・類語

ち‐の‐あまり【血の余り】

《親の残りの血でできた子の意》末っ子
「子におろかはなけれどもわけて御身は―」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「血の余り」の意味・読み・例文・類語

ち【血】 の 余(あま)

(両親最後の血でできた子の意) 末っ子。乳(ち)の余り。血の尾。
※虎寛本狂言・縄綯(室町末‐近世初)「扨又血の余りと見へまして、稚いを抱いて出られまして」

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