融然(読み)ユウゼン

デジタル大辞泉 「融然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん【融然】

[ト・タル][文][形動タリ]気分がのどかで、和らいでいるさま。
「―として心に浸む」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「融然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん【融然】

〘形動タリ〙 やわらぎとけるさま。気分がのびやかなさま。
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉自然に対する五分時「物あり。融然(ユウゼン)として心に浸む」 〔陶潜‐晉故征西大将軍長史孟府君伝〕

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普及版 字通 「融然」の読み・字形・画数・意味

【融然】ゆうぜん

心の高明なるさま。和楽するさま。〔晋書、隠逸、陶潜伝〕其の親好事、或いは酒肴を載せてけば、潛も亦た辭する無し。一するに、則ち大いにして融然たり。

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