蛇虫(読み)ジャムシ

デジタル大辞泉 「蛇虫」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐むし【蛇虫】

ゴカイ科の環形動物体長約90センチになる大形のゴカイで、内湾の泥底中にすむ。東北北海道に分布し、5、6月生殖期にはいぼ足が大きく変形し、夜間海面を生殖群泳する。

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精選版 日本国語大辞典 「蛇虫」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐むし【蛇虫】

〘名〙 環形動物多毛綱ゴカイ科のうち、最も大きくなる種類。体長約九〇センチメートル、体幅四・五センチメートルに達する。疣足(いぼあし)肉厚で、幅が広い。生殖時期は五~六月で、体内に生殖物を充満させ、夜間水面を生殖群泳する。東北地方以北、北太平洋ベーリング海に分布する。
風俗画報‐一一〇号(1896)飲食門「或は其年に因て『ジャムシ』と云ふ虫生ずることあり」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蛇虫」の解説

蛇虫 (ジャムシ)

学名Neanthes virens
動物。ゴカイ科の海産動物

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