蘭膏（読み）らんこう

精選版 日本国語大辞典

らん‐こう ‥カウ【蘭膏】

〘名〙

① 蘭の香をこめた油。

※経国集（827）一一・奉和太上天皇春堂五詠〈坂田永河〉「御_二春堂_一。春堂灼々燈。蘭膏更加夜過_レ半。隠映双花連_レ影登」 〔楚辞‐招魂〕

② 蘭の蕊(しべ)の間に集まる露。〔毛詩陸疏広要‐方秉蘭兮〕

出典　精選版 日本国語大辞典