藤田民次郎(読み)ふじた たみじろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田民次郎」の解説

藤田民次郎 ふじた-たみじろう

?-1813 江戸時代後期の一揆(いっき)指導者。
陸奥(むつ)津軽郡(青森県)鬼沢村農民弘前(ひろさき)藩の松前出兵による増税冷害がかさなり,文化10年約2000人の農民が弘前城におしかけ強訴した(民次郎一揆)。減免の願いはとおったが,民次郎は首謀者として,同年11月26日斬首(ざんしゅ)された。22歳とも25歳ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android