藤原因香(読み)ふじわらの よるか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原因香」の解説

藤原因香 ふじわらの-よるか

?-? 平安時代前期の女官
藤原高藤(たかふじ)の娘という。清和から醍醐(だいご)にいたる5朝につかえた。寛平(かんぴょう)9年(897)従四位下,掌侍となり,のち典侍。歌が「古今和歌集以下勅撰集に5首はいっている。
格言など】たれこめて春のゆくへもしらぬまにまちし桜もうつろひにけり(「古今和歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android